永久抹消登録とは

さて前回は、様々な要因で愛車を廃車にしなければならない事が有るというお話でしたが、今回は第一回でも軽く触れた廃車の方法の一つ“永久抹消登録”についてお話します。
“永久抹消登録”とは、道路運送車両法第15条に基づく廃車の手続きで、「15条抹消」とも言われています。この永久抹消登録は、文字からも想像が付くように、車籍を抹消する事で国内では今後一切公道を走らせることが出来なくなる抹消方法です。手続きは各都道府県にある、陸運事務局(小型車や普通自動車)、軽自動車検査協会(軽自動車)で行う事が出来ます。
基本的には車をスクラップ(解体)にする事を前提とした抹消方法で、現在では2005年に施行された「自動車リサイクル法」に基づき、許認可された解体業者が解体した事を証明する、解体報告記録日が発行されなければ永久抹消登録を行う事が出来なくなっています。解体される車は、部品ごとに分解され中古部品やリビルド品としての販売や、材質別に分けられ原料として再度自動車部品や別の製品に使用されます。
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また、永久抹消登録には例外があり、倉庫や物置として使用する事や、私有地内で記念(オブジェ)として保有する事は認められていて、その場合は解体を行わなくても良いとされています(私有地内であれば運転も可能)。その他にも、映画の撮影(車の爆破)やカージャンプショーのクッションに使用されたり、プレス機でサイコロ状にされた後、海に沈めて魚礁(魚が集まる海中の岩場)に使用されたりするケースもあり、様々な事に利用されています。
しかし、いずれにせよ永久抹消登録を行うという事は、今後一切日本国内で、公道を走行する事が出来なくなるという事ですので、十分注意が必要です。