日本自動車工業会とは

napoleon-expo_自動車一般社団法人日本自動車工業会は、日本の国内自動車メーカーの大手14社によって構成される一般社団法人です。会員は日本の自動車メーカーそのものであり、東京都に事務局を構えています。
簡単に言うと、日本の自動車生産企業が会員となって運営している業界団体、もっと言えば圧力団体が日本自動車工業会ということになるでしょう。ただ、圧力団体というと恐いイメージを持つ人も多いかもしれませんが、なにも人の胸ぐらつかんで言うこときかせたり、「○○しないと××するぞ」というような要求の仕方、圧力のかけ方をする団体ということではないのです。
日本自動車工業会に代表される業界団体は、非営利団体であると同時に、国や政党のかかげる規制や方針に対して意見表明するとともに、自分の業界にとってより良い政策思想を掲げる政党へは、支援活動を行ったり、政治献金を取りまとめたりしている団体でもあります。たとえば福島の原発事故において問題となった東京電力に代表される電力業界には、やはり電気事業連合会という巨大な業界団体が存在しています。
日本の自動車業界団体で最も強力なのが、おそらくこの日本自動車工業会です。自動車業界は、単に自動車を生産して販売するということだけでなく、生産、販売、整備、輸送といった広範囲の関連産業によって成り立っている、いわば総合産業ですから、およそ自動車産業と全く無縁の業種というものは、日本の業界において極少数であると言えるでしょう。つまり、今後一切その自動車に乗らないことが決まっているのであれば永久抹消登録をするべきなのです。日本の経済を根底から支えているとも言われる自動車産業は、あらゆる業界団体の中でも重要な地位を占めていると考えられます。
そんな同団体の活動内容は、環境に配慮した次世代自動車の実用化、あるいは身近な問題としての燃費向上に追求、あるいは国際的な二酸化炭素の排出量規制を受けての調査や提言、製造工程における環境負荷物質の発生低減やリサイクル促進と廃棄物の低減といった、環境問題に端を発した活動があるいっぽうで、自動車の安全性能の向上、安全装備の充実や、ドライバー教育啓蒙という意味での広報啓発活動、あるいは運転講習会の実施にはじまり、高齢者ドライバーへの独自教育プログラムの開発や、安全性を念頭に置いた道路環境整備の提言も行っています。
他にも自動車業界の労務問題への対応やモーターショーの開催を進めるいっぽう、地道な調査や統計資料の作成を行うなど、まさに総合的活動を行う団体といえるでしょう。